労働基準監督署(労基署)

労働基準監督署(労基署)とは、厚生労働省の出先機関であり、労働基準法やそのほかの労働者保護法規に基づいて、事業場に対する監督や労災保険の給付などを行う機関のことです。労働基準監督署は、労働者の待遇向上を目的とした機関ではありません。あくまでも、法律に基づく最低労働基準の厳守について、事業者などを監督することを、おもな業務とする機関です。なお、各労基署の職員数には相当な差があるのが現状であり、最大の労基署では職員数は100名以上在籍し、最小のところでは職員数が6名となっています。

労働基準監督署の利用時間については、平日の8:30〜17:15となっています。全国には、343カ所の労基署が存在しています。

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この労基署の監督官は、司法警察官の権限を持っています。ゆえに、法律違反と判断した場合には、是正のための指導や調査、悪質な場合には、強制調査や逮捕することも可能です。労働法に関する事柄を扱う、警察のようなものとイメージして考えると良いでしょう。サービス残業など、労働基準法が著しく守られていない会社を、監視・指導するための公的機関となります。

労働基準監督署は、明確な労働違反に対して、動いてくれる機関であるという性質があります。ゆえに、労基署に行動を起こしてもらいたいと希望する場合には、法律違反をはっきりと示せる証拠が不可欠となります。証拠を集めて、何を要求したいのかということを、明確にしておく必要があります。

また、労災に関しても労基署内の労災課が管轄となります。労災に関して、会社側の対応に疑問を感じた場合には、労基署に直接出向かれて、相談することをおすすめします。
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